一週送れの地域だったので、種運命最終回の感想、こんな時期になりました。
シンをSEEDの中の1キャラとして見るのなら、これでよかったのかもしれないなという感想です。
勘違いしてもらいたくないのは、アスランにやられたからよかったというのではありません。
過去の記憶に囚われて、ただ復讐のために何も考えず、目の前の敵をただ倒すためだけに戦ってきたシンを、もろもろのくびきから解き放つのには、やはりシンのことを知らないキラよりもシンを見てきたアスランの方が適任だったと思います。
それは、もちろんレイに対してのキラにも言えますが
今まで、シンは今まできちんと負けてなかったように思います。
それが、アスランに完膚なきまでに負けることになって初めて自分を振り返ることが出来たのではないでしょうか?
今までシンは、勝利するたびに皆に褒め称えられ、それは勲章やフェイスという地位でかえってきました。
だから、自分の過去と向き合うということはありませんでした。
家族を守ってくれなかったオーブが悪い、ステラを殺したフリーダムが、裏切るアスランが…
と自分の思い通りにならない者に対して刃を向けてきました。
ガンダムで戦闘能力を失った生身の地球軍の兵に攻撃したり、オーブだからという理由で敵を倒し恩人であるトダカ一佐を殺してしまったり。
しかし、シンは捕虜になり正当な裁判を受けることなく撃ち殺されていく敵兵にも目を向けることなく勝利に酔いしれ、そして、恩人を殺したことも知らずただ勝利に喜ぶ
知らないことを罪ということも言えますが、ただシンは生きることに必死ゆえに目を向けることが出来なかっただけで、これは仕方ないことと思います。
ただ、人間、成功ばかりしてると下や後ろを見ることなどなく、ただ前だけを上だけを見る人間になってしまいます。
しかし、シンは殺したはずのアスランと再開することで、過去を後ろを見て迷いはじめます。
そして、アスランに追い詰められ、混乱したまま今度は自分が守ろうと決めたルナまで殺そうとするシンは今までと同じようにただ目の前の敵を倒そうとします。
ただ、わたしはシンがアスランに負けたとは思ってません。
あの瞬間、シンは過去のくびきから開放されたのだと思いました。
そして、ステラも生きていれば記憶や思い出を奪われただ戦う兵器としていき続けなければいなかったのが、皮肉なことに死によって束縛から解放されシンからもらった思い出をなくさなくてすんだということを知る。
シンは、ステラの死からも解放されるのです。
でも、このステラの登場は混乱した人が多いと思います。
これは、ステラの復讐のためにvsキラを優先させた結果ではないでしょうか?
できれば、このシーンはステラの死の直後にしたらもっとインパクトがあって感動的なシーンであったかもしれません。
でも、過去から解放された彼はこれから誰かのために、誰かを守るために戦おうとしたら、彼は真の戦士として成長していくと思います。
ほんとは、家族を失って力を欲して力を得たシンが、その得た力で恩人を殺してしまい自分が誰かを哀しませる立場になってしまったことを知り力と向き合う。そして、ステラの死からまたひとつ精神的な成長をしてもらいたかったです。
その結果、自分の意思で議長の考え方に同意して戦うのであればと思いましたが
これはいたしかたないです。
次のガンダム…
期待して待ちたいと思います。
種運命最終回

コメント
なんか、複雑怪奇なエンディングですね〜
次はコックピットを複座式にして百合ガンダムを期待♪